今年も遂に始まりました！
(3月いっぱいの商品です)
Bonnie Toneが1番思い入れの強い野菜と言っても決して過言ではない三島独活。
この三島独活、ただの独活ではありません。
大阪茨木市の千提寺で江戸時代から続く伝統農法を使いたった1軒の農家さんが守っておられます。
その伝統農法とは7層に積み重ねた藁と干し草を発酵させその発酵熱で栽培すると言う超アナログな農法。
この発酵技術は勘が頼りで、暑過ぎても寒過ぎてもダメ。
放っておくと50度位まで上がる為、温度管理もとても大変な作業です。
この伝統農法で育てる三島独活はホルモン剤なども一切使わず自然の力で育てます。
この様に自然の力を利用して育てる農法は全国的に見てもほぼ伝承されておらず、とても貴重な物となりました。
ホルモン剤で大きくしないので収量はとても少なく規格も揃いませんが自然発酵熱の力でゆるやかに育つ三島独活は香りの良さ、柔らかさ、フルーティーさエグミや雑味のない「アク抜きを必要としない」そんな奇跡の様な独活、三島独活は一度食べたら忘れられない春の味わいです。
生で食べてもアクがなく本当に美味しいです。
初めて食べた時、こんなにピュアな味の独活があるのかと独活の概念を完全に覆されました。
孤独に活きると見える独活と言う字ですが「独りじゃ活きられへん」と農家さんは言います。
発酵に使う干し草も外来種が混じると上手く発酵しない為手入れされた土地の草が必要となり近隣の農家さん方が皆さん協力して下さり集まっており色んな方の支えがあって成り立っています。
「三島独活は時代遅れで、時代の先駆け」
こうおっしゃられていたのが印象的。
生産効率にとらわれず「ほんまもん」を作り繋いでゆく事。
そこに集まる沢山の人の思いで紡がれている事。
強い思いと誇りを持って向き合う三島独活農家の中井さんご夫婦。
3月にこの三島独活を収穫される為に本当に1年がかりです。
毎年室を見せて頂いたり、時には出荷の為の独活の掃除を手伝わせて頂いたり何にもないのに突然遊びに行ったり笑
触れさせて頂いてより一層強く伝わる思いに心を動かされます。
特に去年は相次ぐ災害に悩まされ今年はダメかもと室を開けてみるまでどうなるか分からない不安。
採れ始めました！の一報を聞けた時の安堵感。
沢山の農産物に触れますが、やはりここまで思い入れのある物はなかなか無いかもしれません。
きっと中井さんの人柄もあるのでしょうがこのやり方で無ければ出せないこの味を守っておられる
中井さんご夫婦を誰が応援せずに居られるんだろう。
Bonnie Toneはこの春もこの貴重な三島独活と三島独活を大切に守る中井さんご夫婦を全力で応援して行く所存であります！長いです！笑
此処までお読みいただけたアツイ方に感謝致します。
※商品の性質上、
紫外線に当てる事が出来ないため店頭に並びません。
ご入用の際はお声掛けくださいませ。