食べた事はなくても聞いた事はあるはず。
栗だと思った?残念ハズレ!
これが栃餅にするあの栃の実です。
手間のかかるアク抜きが絶対に必要な木の実で
その手間から近年では食べる方も少なくなっていますが
歴史はとても古く、仏教に関係する物だったりと色んな逸話が残されています。
すっごく手間のかかる食材ですが注目すべき効能が多く
アンチエイジングにも効果的な成分が豊富なので
今後注目されちゃうかも??
肝心のアクの抜き方は簡単に説明すると
1) 2〜3日水につける(虫を殺すため)
2) 数日間天日干し(常温保存する為の作業との事)
3) 加熱し皮を剥く
4) 出来れば流水で1週間(水道なら毎日水換え)
5) 木灰に熱湯を加え栃の実と混ぜそのまま保温状態で1日
6) 水洗いしてお菓子などに加工
言うのは簡単やるのは大変。
だいたい大まかに手順はどこもこんな感じで
あとは木灰を使うか、重曹か苛性ソーダかって感じ。
色々見たけど重曹はエグミがとっても残るらしいので
木灰か苛性ソーダがベストだそう。
栃の実の持つ独特のえぐみこれは
有毒だよ〜!の味じゃなくて抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富ゆえ。
こんな手間怠いんじゃ〜!
手っ取り早くアンチエイジングしたいんじゃ〜!
てな感じの私と同類の方は既にアク抜きされてる栃の実茶を探してみてね笑
苦労せずして美味いもん食いたい。
みんなもそうだろ?
だから有難う料理人さん…。
美味しい栃の実料理期待してる。
「とちる」の「とち」の由来はトチノミからとも。
室町時代、栃の実の粉を原料にした麺を作る際に急いで伸ばさないと麺が固くなる為、慌てふためき急いで麺を伸ばすその慌てるさまや「あわて者」を例えて使われる様になったとか。